事務局員紹介

安藤満寿江事務局員

 NPO法人おひとりさまに勤務して10か月がたとうとしています。名古屋市役所を早期退職し、女性団体の新日本婦人の会愛知県本部(新婦人は54年前に平塚らいてうや画家のいわさきちひろらのよびかけで誕生)の専従を9年勤め、いま第3の職場です。平和を守ること、女性の地位向上をめざすことをライフワークとしてきましたが、高齢者の人権や介護の問題、社会福祉についてはじめての仕事です。

 市役所時代は、市税の広報担当者として税金の使われ方をポスターなどでPRするため各局担当者と折衝したり、教育委員会では中川図書館の建て替えに携わったり、山田高校の事務長として本庁に予算要求のため日参したりとかで、福祉行政については昇任試験の勉強でかじった程度でした。

 高齢化社会とか下流老人、認知症だとかが取りざたされて久しいですが、国や自治体の福祉予算は削られるばかり。高齢者のお一人お一人が人生の最後まで、長生きできて良かった、この町に住んでよかったと思える社会に早くなりたいものです。

 そんな中で、身元保証・生活支援の「おひとりさま」の仕事の意義、やりがいを感じている今日このごろです。私たちに出会ったことにより、ご利用者のみなさまがご自宅であるいは老人保健施設や特別養護老人ホーム、サービス高齢者住宅に入られ、生き生きと老後をすごされる姿を見るにつけ、また、遠方にお住まいのご家族やご親戚のみなさまがほっと安心される様子に、もっと「おひとりさま」のことを知っていただかなくてはと思っています。

 名古屋市の敬老パスで通勤する日々、自分の健康にも留意しながら、高齢者が豊かな人生をすごせる愛知、日本になってほしいと願って支援員の仕事に臨む毎日です。

 

森下俊治事務局員

冠婚葬祭業界で約30年間勤め、昨年11月よりNPO法人「おひとりさま」に入り支援員をしております。人生の終わりかけの部分に携わるという意味ではよく似ていますが、内容は全く違いました。葬祭業界に長くいましたが、福祉や介護のことは全く知りませんでしたし、互いの業界のことは、ほぼ無知に近いと感じました。福祉介護・葬儀と分離しているわけではなく、連続した人生ですから、もっと、知識や情報を共有し合うような業界同士の関係が今後必要でしょうし、微力ながらお役に立ちたいものです。

 現在、私は担当サブ含め約12名の方(生保5名)の支援をしております。「おひとりさま」は組織として小さいため、分業ではなく、説明から契約そして支援とほぼ一人でやります。そのため、福祉・介護の知識を詰め込まざるを得ませんでした。これが、短期間でかなりの知識を得ることとなり、また、当初つたない知識しかない私なのに、色々とやらせていただいたことも感謝しております。

 人は80才90才になっても、振り返ればあっというまの人生でありますが、前を向けば、まだまだ未知の人生です。利用会員の環境に合わせ、できる限りのコミュニケーションを取り、きれいごと(寄り添うとか相手の身になってとか)ではなく、考えられるベストでシビアな選択肢を会員に提示できるように、日々勉強していきたいと思っています。

 

冠婚葬祭業界で約30年間勤め、昨年11月よりNPO法人「おひとりさま」に入り支援員をしております。人生の終わりかけの部分に携わるという意味ではよく似ていますが、内容は全く違いました。葬祭業界に長くいましたが、福祉や介護のことは全く知りませんでしたし、互いの業界のことは、ほぼ無知に近いと感じました。福祉介護・葬儀と分離しているわけではなく、連続した人生ですから、もっと、知識や情報を共有し合うような業界同士の関係が今後必要でしょうし、微力ながらお役に立ちたいものです。

 現在、私は担当サブ含め約12名の方(生保5名)の支援をしております。「おひとりさま」は組織として小さいため、分業ではなく、説明から契約そして支援とほぼ一人でやります。そのため、福祉・介護の知識を詰め込まざるを得ませんでした。これが、短期間でかなりの知識を得ることとなり、また、当初つたない知識しかない私なのに、色々とやらせていただいたことも感謝しております。

 人は80才90才になっても、振り返ればあっというまの人生でありますが、前を向けば、まだまだ未知の人生です。利用会員の環境に合わせ、できる限りのコミュニケーションを取り、きれいごと(寄り添うとか相手の身になってとか)ではなく、考えられるベストでシビアな選択肢を会員に提示できるように、日々勉強していきたいと思っています。

こんにちは。

東三河事務所を開設してはや3か月が経ちました。

事務所内の備品はリュース品です。地元の遺品整理業者様から倉庫で眠っているものをいただき、私たちの手でピカピカに拭き上げることで蘇りました。大切に使わせていただいております。

 実は、私は遺品整理士の資格を持っています!!

NPOおひとりさまでは、遺品の仕分けから供養、清掃、処分まで丸ごと請け負うことも可能ですのでお気軽にご相談ください。

 そして新たに新人職員が入りましたのでご紹介します。豊橋在住、福井典子支援員です。(写真右?左?←写真で判断をお願いします。

よろしくお願いいたします。

 

 非常事態宣言が発令されコロナウイルスの影響で、不安な気持ちで生活をされている方もいらっしゃると思います。

 終活でやるべきことは、2つ。「命の限りが見えたときに、自分はどう生きたいのかを決めること。そしてお金や物の行方を決めること。この2つで十分です。

 ご相談はもちろん無料ですので、何かございましたらお気軽にお申し出ください。

 地元の私たちが「どんなオファーもお断りしない」をモットーに【信頼・安心】対応いたします。

 

「お断りしない」をモットーに、このようなケースも引き受けさせていただきたいと思っています。

 峯野愛子

東行西走^^    横江英樹

 

「おひとりさま」に入れていただいてから、8か月が過ぎようとしています。人に寄り添っていくことを心において、日々走っています。いくつかの出会いの中で、契約を結んでいただける方も出てきました。また、支援員さんのヘルプで走ることもあります。

その中で、印象にある方のお話をさせていただきます。一例目は、身体障害1級、要介護4で、一人暮らしをしている80代の高齢の男性です。市民運動や労働運動の大先輩です。いろいろわがままを言いますが愛すべきおじいちゃんです。自宅で死を迎えたいとの切なる希望がありますが、なかなか身体的に厳しい状況になってきています。が、もう一人の支援員さんとなだめ、励まし、そして叱って?、自宅で死を迎えたいとの希望に添えるように頑張ってきました。周りの介護関係のスタッフもよいチームになって支えてきました。在宅で死を迎えるためには、介護の力が必要ですが、これ以上については、制度の壁をクリアできません。何とかして、介護の制度の拡充をすすめ、介護制度が始まった当初に言われていた、安気に家で死ねる制度に変えていくことが必要であると、痛切に感じました。その利用者さんにも、最後の運動として、制度拡充に向けて、声を上げようよと、励ましながら、これからもよりそっていきたいです。

 もう一つの事案は、生活保護の受給の方が、入院した時の案件です。

病院に入院すると『ケアサポートセット』通称CSセットのご案内が来るかと思います。身寄りのない方々は、マストで必要になります。が、一日四百から五百円前後、これにオムツセットが入ると千五百円近くになります。月額が三万円近くになり、時には五万円ぐらいの請求にもなります(病院によって、違います・・・)

 

生活保護の方々は、長期入院になると生活扶助費が減額され、名古屋で約二万五千円、郊外では二万二千円前後になり、生活に窮します!これでは、最低限の生活が保障されていないと思います。国にたいして、要望していく事項かと思っています。

父親を見送って

Yさんと息子さんたちの思い出~

      支援員 尾頭 澄雄

 

 毎年この時期になると、以前支援したYさんのことが思い出されます。Yさんはまだ78歳でした。埼玉で生まれ、妻と息子3人と暮らしていたそうですが、事業の失敗で家族とは離別し、契約当時は熱田区の実兄宅近くで単身生活を送っていました。当法人とは、熱田区の生活保護対象者として、生活支援・身元保証・金銭管理の契約をしました。すでに尿毒症で入院していたYさんから、「ラジオが欲しい」「補聴器をレンタルでもいいから手に入れてほしい」と頼まれたことが思い出されます。いったんは退院して施設に入所しましたが、その後再び入院し亡くなられました。契約した日からわずか4か月でした。臨終間際に連絡が取れた東京在住の長男さんが、その日のうちに深夜バスに乗って駆けつけ、父親の病室のベッドに寄り添って翌朝まで見守ってくれました。「最後に親孝行ができた」と感謝されました。

 

 葬儀には海上自衛隊勤務の次男さんも、横須賀港に着いたばかりのところに連絡を受け駆けつけました。さらに三男さんも加わり、これまで音信不通になっていた兄弟3人が揃うことになりました。「父親が兄弟3人を呼んでくれた」という息子さんたちの言葉が印象的でした。息子さんたちは帰郷する前に名古屋駅地下街で、「父とのお別れの会」を持ち、私も招いてくださいました。ささやかでしたがとてもいい会でした。ご遺骨は伊豆の墓地に永代供養されたと後日連絡をいただきました。